説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

生物学実験に手こずってます

生物学実験の集中授業中です。先週の水、木、金が前半で、今週の水、木、金が後半です。
 
俺は手際が良いタイプではなく、準備を万端にすることでその欠点をカバーして今まで生きてきたので、今回の実験の鬼スケジュールにはほとほと手を焼いてます。オリンピックとの兼ね合いで、午前・午後とダブルヘッダーで、一日に2種類の実験をこなさねばなりません。さらに、実験テキストが配布されたのは実験当日…。どうやって準備すりゃよかったんだ。
 
一応、東京大学出版会の『基礎生命科学実験』っていう本を、全体通してざっと目を通し、ネットで視聴できる動画教材も全部見たんですがね。
 
先週金曜の午前、細胞分裂の観察っていう実験が、俺だけマジでうまくいかなくて。玉ねぎって、ほっとくと根っこがどんどん伸びるじゃないですか。その先端部分を、2ミリ切り取って、60℃の塩酸に1分つけて、3分水で洗って、染色液で15分染色して、ガラスの間で押しつぶして顕微鏡で見る、っていう実験だったんですが。2ミリ切り取って塩酸につける、という作業が、細かくって。あんな細い試験管に、ピンセットやらスポイトやら使いましたが、焦ってたせいもあって、うまく入んなくって、入っても取り出すのに失敗したりして。
 
今になって、思うんです。たった1分のことだから、ピンセットで持ったまま、塩酸の試験管に入れときゃよかったんです。で、時間が来たら取り出して。今更、後の祭りです。
 
細胞分裂してるところが明確に観察できるガラスを、結局、一つも作ることができませんでした。レポートには、細胞分裂がとっくに終わった細胞をスケッチして、「分裂後」などと解説を書いて、出しました。細胞分裂も終わってましたが、俺の運命も終わったかもしれません。この実験の授業の成績いかんで、今取り組んでいる、この大学の社会人入試の合否の結果が変わってくるんで。
 
集中授業だから、レポートの締切も、即日出せとか、そんなんばっかで。ああ、もう、恨みつらみを書き連ねても仕方ないですね。これくらいにします。
 
幸い、後半の実験の授業が始まるまで、あと丸一日残ってます。ざっとテキストは見て、実験の手順を確認はしました。レポートを、書けるところは書いちゃう、っていう作業を、明日でやりたいです。「目的」とか「方法」とかですね。あと、「材料」とかもかな。
 
本来なら、こういう実験は、一週間に一種類を、丁寧に丁寧にやらせてもらえるところなんです。それが、社会人入試のプログラムで、夏期集中授業っていう形で、中学高校の先生の資格を取りたい他学科の学生さんと一緒に受けるっていうことで。
 
うーむ、イカイカン。また愚痴が始まったぞぉー。
 
いや、実験そのものは、楽しいんですよ。生物学、好きだから。
 
明日、ベストを尽くしてレポートづくりをがんばって、で、水曜の実験授業後半戦を迎えたい。
 
実験が終わったら、授業はもうありません。もうしばらくしたら、願書提出、で、9月上旬に英語と面接の試験があり、10月の頭に合否が判明します。受かってれば、来年4月から、この大学の一年生になれます。