深夜01:30頃、これを書いている。今、『豊饒の海』を最終巻まで読了したので、直後の今の状態で感想文をしたためておこうと、パソコンを立ち上げた。
全巻通して、たくさんの衝撃を受けた小説であった。
受験不合格を機に人生を考え直す、という目的に照らし合わせて、この小説を今読んだことは、おそらくかなりの正解だろうと思われる。
読んで、良かった。
解説を、まだあえて読んでない。ひと晩、解説抜きで、生の三島の文章の記憶に直面しながら眠りたいから。
いやマジ、狂気と紙一重の作品。てか、まんま狂気が表現されてるような、奇跡みたいな本だぜ…。いろんな読み方ができる本なんだろうな。
言葉で物事をとらえるという行為そのものが、かなり激しい一定以上のストレス下では、根本的に捻じ曲げられてくからね。それは俺も体験したことがあるから肌感覚としてわかる。それをこんな長い小説の中でありありと描いてみせた三島は、若かったが、文豪の名にふさわしいでしょ。
ちょっともう今はまだこれ以上感想がでてこないや。寝よう。