説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

2021/11/16火の振り返り:『沖縄オバァ烈伝』読書感想。オバァについては読んだだけではダメ、一回沖縄行ってこの目で見ないと

父の弟に当たる叔父が、今も俺を可愛がってくださる。

時々、食材とか本とかを送ってくれて、で、その本のうちの一冊を、たった今読み終わったところ。本の題名は『沖縄オバァ烈伝』。自分では絶対に入手するはずのないチョイスであり、今回も、叔父の好みの方向に、俺の視野を広げていただいた気持ちである。全く、ありがたいことだ。

今日の振り返りブログの場を借り、この本の感想をちょこっと書き残しておきたい。

 

沖縄のお年を召した女性の特徴について詳しく書かれた本である。特に、太平洋戦争までに料理とか冠婚葬祭についてきちんと学んだ年齢層を指して、「オバァ」と呼称するものと、俺は理解した。

沖縄ではないが、俺の父方の祖母がまだ存命で、もうすぐ102歳になる。コロナもあったし、諸々の事情からしばらく会えてない。けど、俺が小さい頃などは、正月や夏に祖父母宅へ行く度、祖母の作る料理の旨さに驚嘆したものである。

この本でも、オバァの作る料理の旨さが孫世代のハートをつかんで離さない、みたいな話が出てくる。でも、これだけなら、沖縄じゃなくても全国どこでも似たようなものなのではないかと思う。

しかし、さらにこの本で説明されてるのは、沖縄のオバァはただ料理がうまいだけじゃなくて、独自の人生哲学を持っているということ。やっぱり、沖縄戦を生き抜いたということと、本土復帰までの米軍統治を経験したことが、沖縄オバァを全国的に見ても突出した存在に、したんだと思う。

この本は、読んだだけではダメで、実際沖縄に行って生のオバァをこの目で見なければなるまい。

 

行ってみたい場所が、また一つ増えた。