今週は、水曜日にある人と話して、研究者になる夢を諦めないという選択肢もまだあるということを気づかせてもらったことがなんといっても大きかった。
希望管理。ドラッカーはマネジメントを論じて「目標管理」という概念を生み出したが、人間、「希望」も管理すべきだと思う。管理とは語弊がある言葉だな、うーんと、要は、希望というものをもっと大事にデリケートに扱わなきゃならん局面も、人生、大いにあるのだと言いたいんです。
全く希望を持てないときって、人生、あると思う。でも、そういうときも希望を捨てないで、夢に向かって努力し続けることで、人は何事かを達成できる。そう思う。となると、自分ひとりの力では希望を持てない時に、人に助けてもらう、というステップが、どうしても必要になってくると思う。で、そういうのをやってきた集団って、色々あると思うんだけど、まあ一つには宗教団体だろう。
戦前の日本は、寺の和尚さんと神社の神主さんが、地元密着で諸々相談に乗ったりもしてたんじゃないかな。しかし太平洋戦争で、地元住民を戦争に駆り立ててしまったという反省のあまり、寺と神社はあんまり積極的に地域に口出しをするのを控えるようになってしまったんじゃないか。昔は全国民が氏子で檀家だったんでしょ。
戦後日本的無宗教主義をひっくり返して、今、俺は、まともな宗教に接近しつつある。希望管理を求めて。