説明責任社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

英検1級初チャレンジの総括:「受験日までに納得の行く勉強法を編み出し実践し始める」という目標の立て方は正解だった

2022年1月23日、英検1級を初めて受験してきました。

実は昨年10月にも申し込んであったのですが引越し日とかぶってしまい試験を欠席。まともに試験にチャレンジしたのは今回が初です。

 

過去問を少しかじってみて、これは、準1級にギリギリで受かった程度の俺の現状の実力ではとてもじゃないけど歯が立たないレベルだぞ、と、わかってはいました。

そこで、過去問で対策とか、パス単(旺文社が出してる単語帳)のノルマをこなすとか、そういうオーソドックスなガリ勉スタイルを、意識的に破棄。完全に我が道を行くスタイルへ、思い切ってかじを切りました。目標を、英検受験日までに「自分で納得の行く勉強スタイルを確立し、実践し始めること」とし、やり方を模索し続ける毎日が続きました。

そして、だんだん勉強のメニューが固まってきて。今のところたどり着いてる内容を、説明しますね。英語の小説(俺は『グレート・ギャツビー』を選びました)を、翻訳(俺は村上春樹訳をチョイス)を片手に読解し、さらに、朗読音声を何回も聴き直しながら、またちょこっとずつ書き下しながら、一回に原書1ページ分くらいずつ、丸暗記していったのです。

丸暗記をしたのは、『グレート・ギャツビー』の三分の一くらいまで。で、1月の中旬辺りから、単語調べと、あと、暗記する際に3~5行くらいずつに分けて覚えてくのですが、そのチャンク分けを、先にどんどん進めちゃおうという方針に切り替えました。英検本番までに全部終わらせたかったけど、時間的に無理でした。それでも全体の8割り程度は行きました。

小説の暗記と並行して、毎日、英語のラジオを聴いています。BBCのGlobal News PodcastVOAのInternational Editionなどを。30分番組を平日は一日2回放送するので、iPhonePodcastで2倍速で聴いてます。もちろんあんまりわかりませんが、一生懸命続けているうち、何が話題になっているかくらいはわかるようにはなってきています。わかんないなりにも、自分が関心を持てるような番組に巡り合うまで探し続ける作業が大事なんじゃないかなと思います。俺の場合はそれが上述の2番組だったというわけです。

 

と、以上、英検で良い点を取ろうという発想は皆無だったのですが。しかし、今日、英検を受けてみて、自分のやってきたことがあながち的外れでもなかったようであると実感しました。

最近、やっとこさ合格した準1級の試験のとき、特に自分の非力を感じたリスニングに関して、級は今回のほうがワンランク上なのに、いくつかはその内容を完全に理解することができました。スピードも問題なく、あとは単語力の問題であり、それは今後も小説を読み続けていくことで自然と超えていけるハードルなんじゃないかなと思います。

あと、書く順序が逆になっちゃったけど、一番伸びを感じたのはリーディング。長文問題です。わかんない単語があっても先に進めるタフさが、英語の小説原文に毎日取り組んでたせいか、格段にアップしてたようです。まずまずのスピードで、解き終わることができました。

 

もっとも、ボキャブラリー問題はやはり前評判通り難しく、自信ないです。

さらに、一番ひどいのがライティングです。俺は今回、リーディング→ボキャブラリー→ライティング、の順に解きました。で、ライティングに使った時間は25分くらいです。決してそこまで短くもないと思うのですが。しかし、貧弱な文章しか書けませんでした。自信がないもんだから、最初っから部分点狙い。とにかく体裁を整えて、3つ理由を揃えて…と。あれで何単語くらい稼いだんだろ?100ワードもなかったんじゃないかと思います。しかし、しかし…。今回、合格を狙ってたわけではないので、正直、ここらへんは限界だったとも思ってます。

でも、ここを掘り下げて考えると、編み出してきたオリジナル勉強メニューに、作文という要素が欠けてたよね。そこらへんが、今回の敗因だったかなと思います。いや、全く考えてなかったわけではないんです。週に一回、英語を使って日本語を教える機会を作りたいというアイディアもあって、これ、ただの最近の思いつきじゃなく、昔イギリスに留学した時ボランティア日本語講師というのを実際やったこともあって、これが英語力アップに非常に効果があることを経験済み。で、最近新版が出た『Genki』を入手してちょっと読み始めたりもしてた。ここは日本だし、いきなり教える相手の外国人を見つけるのも難しいから、まずは英語の原稿をブログにアップして、ブログ上の日本語教室を開催、なんていうのはどうかなって、思いつつも、実行してなかったんです。これをもっとやれば、授業は英語で進行しなきゃいけないから、自然と英作文の能力も高まっていくでしょう。

 

各科目は、そんな感じです。

恐ろしいことに、「過去問に取り組むことが英語力アップには結びつかない」ことが、俺の中ではもう99%明らかです。過去問は、本当に、それ以上でもそれ以下でもなく、過去どういう問題が出たか、傾向を知ることができる、それだけのものです。自分の英語力をアップさせるために自分なりに勉強方法を工夫するために使う、貴重な気力・時間を削ってまで取り組むべき価値は、残念ながらないと思います。

ただ、英検にチャレンジするということ自体は、大変素晴らしいことだと思います。英検の受験日まで勉強を頑張れる。メリハリのついた生活を送れます。その点に関しては、英検事務局には大変感謝しています。

 

繰り返しになりますが、今回、英検受験に際して俺が自分に課した目標は「英検受験日までに、自分なりに納得の行く勉強法を編み出し、実践し始めること」でした。そして、それはかなり良かったと思っていて、皆さんにもオススメします。