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『新しい数学 1』(東京書籍の中学1年生の数学の検定教科書)読書感想:最高に素晴らしく、もう言うことはほとんどない

一週間前のことだが、表題の通り、中1の数学の検定教科書を読了した。東京書籍のやつで、本の題名は『新しい数学 1』。

読後すぐに感想文ブログを書かなかったのは、新鮮な記憶を失ってしまったんで、残念。しかしまあ、今からでも、書かないよりは書くほうがマシだろうと、このブログを書いている。

いや、最近塾講師の仕事を始めたんで。中学生の学習指導に必要なんで、授業のない日は数学と英語の検定教科書を代わる代わる勉強してる毎日。で、一週間前に、中1の数学を最後までやってみた。その後、この一週間では、英語の中1の教科書をやってた。英語の中1の教科書と、一緒にやった準拠問題集を、さっき読み終、その書評ブログをさっきアップしたとこ。で、やっぱしブログに上げると、俺としてもスッキリすることを確かめたんで、遅ればせながら一週間前に見終わった数学の教科書と、並行してやった準拠問題集についても書評ブログを書こうと思い立ち、夜のスタバにてこれを今書いてる。

いきおい、英語の教科書との比較から話を始めてしまう。いや、三省堂の英語の教科書『NEW CROWN』は、この教科書単独ではなかなか学習がしにくく、準拠問題集や準拠CDとセットでやってようやくなんとなく内容がわかり始める感じだったんよ。それに比べて数学は、いやあ、教科書そのものが、教材として、そのまんまで充分、非常に良く出来てると感心する。普通に読んで、問いに答えていくだけで、充分、いろんなことを学んでいける。ホント、海外のことをあんまり良く走らないけどさ、日本の数学教育、日本の数学教科書は、マジ、レベル高いんじゃないかな。各単元の説明文は簡潔明瞭。また、具体例に即して説明するときに多用される写真や図版もよく選ばれてて、美しく、素晴らしい。ちょっと、もう、言うことないね。大変満足。

ああ、ただ一つ注文をつけるとしたら、説明文中に配置されてる「問」への答えも、巻末に付けといてほしかった。本当に自分がわかってるかどうかを、問の答え合わせを通じて確かめたい独習者は大勢いるだろう。しかし、多分、教科書ガイドのようなものが出てることだろう。回答や解説が必要な人はそういうガイド本を入手すればいいんで、この点は致命的欠点ではなかろう。

この愛情溢れた数学教育書は、日本語文化圏に生まれたものが享受できる大きな大きな幸せの一つだ。これをやらずして何を先にやるか。本当に、やり込めばやり込むほど今後もますます心底惚れていくだろう本。