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大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

英検S-CBT(準1級)受けてきました 感想や報告などなど

英検の、「S-CBT」って、聞いたことありますか。TOEFLとかで導入が早かった、スピーキングテストをコンピュータ越しにやるっていうやり方っすね、つまり、従来の英検とかみたいにリアルに人間の試験官との口頭試問っていうんじゃなく、パソコンに回答音声を吹き込んで、その音声が採点対象になるっていう方式で。で、そもそも論ですが、なんで従来の英検が一次試験と二次試験の2回から構成されているかというと、その二次試験でのスピーキングテストが、試験官を手配するのに非常に手間ひまがかかるからであったと、多分まあそういうことなんでしょう。ところが、S-CBTでは、パソコンに向かってしゃべればいいだけなんで、一次試験と二次試験というふうに分かれておらず、一気にすべての試験内容が一日で終わっちゃうんです。スピーキング→リスニング→ボキャブラリー+リーディング+ライティング、という流れで。
 
で、この、S-CBTってのの英検準1級の試験を、2023年2月25日(土)、受けてきました。その手応えというか、わかったことなど諸々を、このブログ記事でまとめたく、この文章を書いてます。
 
まず従来型とS-CBTの違いですが、スピーキングテストはやっぱし生の人間のほうが諸々好ましいは好ましいっすね。一問、質問の内容がわかんなかった問題があって。人間相手だったら、ちょっと質問がわかりませんでしたっつって、Pardon?とか聞き返すことも可能っちゃあ可能ですが、パソコン相手なんで、完全にアウトでした。仕方なく、適当に答えましたけどね。ああ、あと、英作文が、手書きかタイピングか選べて、俺はタイピングを選びました。タイピングは好きなので、この点は断然俺には有利っす。手書きより速いんじゃないかな、あと、使わなかったけどコピーとかペーストとかもできるようでしたし。あと、リスニングで少し気になったのは、問題が一問一問終わるたびに画面がパッパッとチカチカ光るんですよね。前後の問題の選択肢を見たいときもあるじゃないですか。合間時間に選択肢の先読みとか、わかんなかった問題をもうちょいズルズル選択肢選びで迷ってるときとか。そういう作業が、圧倒的にやりにくくなってる。それ、S-CBTで不利になる点の一つかなと思います。
 
そんくらいかな。従来型とS-CBTの違いっていうトピックでは。んじゃ、以下は、もうちょい広く、今回の英検を受けての感想を書きます。
 
いや、俺、しばらく前に準1級を実はもう受かってて、1級を何回か受けて、あとちょいで一次試験合格ってとこまでこぎつけてたんっす。じゃあ、何で今回準1級を受けたかっていうと、そうですね、まだ準1級レベルでやり残したことがあると思ったから…。しかし、モチベーションは上がらなかった、正直。準1級でやり残したことがあるなら、適当な問題集とかを買って自習すればいい話で、高い金かけてわざわざ受験しに行く必要なんかなかったんですよ。資格試験なんで、合格証をゲットすることで未来を切り開くってところにミソがあるんで、どうせ受けるなら1級!当たり前だろ、って、数ヶ月前の俺自身に突っ込みたい気もしますが。
 
が、が、ですよ。まあ諸々、一歩退却してみて、色々貴重な手応えも掴みましたっていう話もしたい。俺、高校生の頃から英文法の勉強が大好きで。40代の今に至るまで、英語学習は文法重視→つまり、単語軽視、だったのです。ところが、塾講師の仕事を1年ほど前から始めてて、生徒に教える手前、独自路線で突っ走り続けるリスクを生徒に負わせるわけには行かないんで、そこで初めて俺、有名な『ターゲット英単語1900』っていう本に目が行った。年明けちょい後くらいに。で、まあ一応、かっちり1900の勉強をしてあったんです。やってみて、本当にためになってるのがわかって、楽しかったし、またこれが、昨日英検受けてきて、1900で学んだことがダイレクトにスコアアップにつながったもん。ボキャブラリー問題が、かなり、そっくりそのまま1900みたいな勉強が効くんだよ。今までは英単語力不足のためにぼんやりとしかわからなかった、いや、全くわからなかったボキャブラリー問題が、自信を持って解ける問題の割合が跳ね上がった。大体だね、英語を母語としない人間が英語に堪能になるためには、ターゲット1900みたいな参考書を使って、努力して、単語を暗記し続けていくことが必要なんだよ。そういう努力こそは、勉強の基本的態度として正しい。自分にとって新しいことを、興味を持って、コツコツ吸収していくっていう学習態度は、大事だ。英語以外の他の科目にも、こういう態度で臨めるかどうかが大いに学習成果に表れてくるだろうと、今、思う。
 
あ、ボキャブラリー問題のラスト5問は、自信ない。この部分は、別の本、ターゲットシリーズなら『ターゲット英熟語1000』などの英熟語専門の単語集の学習が有効だろう。俺、今、この本だけじゃなく、ちょっと数学の別の参考書と同時並行でだけど、この1000をコツコツこれから学んでいこうとしてる。1900→1000→パス単準1級→パス単1級、という順でやってって、近々に英検1級にまたチャレンジしようかなと思って。
 
ああ、アプリについても言わなきゃね。ターゲットシリーズには、「ターゲットの友」っていう優れたアプリがあり、多彩な問題にアプリでチャレンジすることが出来、俺は楽しく活用してます。パス単も、「英語の友」っていうアプリがあり、便利だけど、ターゲットの友の方が値段的には良心的。一回払いの1000円で、アップグレード出来て、アプリの全部の機能をフル体験できる。英語の友のアップグレード版は1ヶ月毎のサブスク。なので、まずターゲットの友を優先、これで英語の核を作った後に、英語の友に進むっていうのが王道かなと思います。経済的にも。
 
文章がズルズルと長くなってきちゃったんで、もうそろそろ終わりにしますね。リスニングは、出来が悪かった。準1級だけど、ついていけなかった。自信を持って正解できた問題の数が少ないこと少ないこと。リスニングに関しては、俺、思うんだけど、日本語でなら俺ら、子供の頃とか、バカみたいにテレビをずっと見てたじゃないですか。英語でも、そういう時間が必要なんじゃないかなって思うんですよね。英検を終わってみて。英語ラジオにこだわった時期もあったけど、ラジオよりテレビっすね。映像で大体内容が想像つくから、耳で聞いた英単語の意味が類推できて、見ながら学べるというか。ラジオよりテレビだと思う。その点、最近俺はアプリでNHK Worldのニュース番組見てるんだけど、これはぜひ継続。あと、英語のバラエティと、洋楽、洋画。ここらへんにも、手を伸ばすべきなんだろうなと思います。
 
そんな感じっすかね。やるべきは、英単語の勉強と、リスニング対策にテレビ。色々勉強させてもらいました。次回は英検1級受けて、合格して、将来を切り開きたい。