数研出版の高校数学の検定教科書、『新編 数学A』を読了。その感想を書く。
この数学Aの残り5分の1くらいんとこで、とうとう、遅ればせながら「教科書ガイド」を入手。教科書ガイドには、教科書の例題とかの答えがバッチリ載ってるんで。ちゃんと手を動かして、例題を解いて、答えをチェックしながら読み進めることが、俺の今後の学習指導能力にとって明らかにプラスで必須だと思ったので。結構、教科書ガイド、高かったんだけど…。清水の舞台を飛び降りる気持ちで、IAIIBと4冊、大人買いしました。1冊2000円を超えるんで、9000円近くすっ飛びました。
数Aの内容に関しては、そうですね、場合の数、確率、図形、あと、整数問題的な?ユークリッドの互除法とか、そういうやつ。落ち着いた感じの、そういう内容でしたね。てか、高校の、いや中学もですが、教科書ってのが、高1、高2、高3の内容がそれぞれ序論、本論、結論に対応してて、高1が序論、高2が本論、高3が結論なんよ。だから、数I、数Aは序論。まだ大丈夫、教科書ガイド無しで読み進めることもギリ平気でした。が、先に数IIBをちらっと見てみて、あ、こりゃやべえわ、と、気づいた俺でした。数IAの基礎の上に、数IIBはかなり激しく内容が展開してくんで、教科書ガイドを使って、教科書の例題を、実際手を動かして解いていかないとダメなんだ、と。
数Aの、「場合の数」の内容が、数IIの二項定理とかにつながっていくし。数A、大事でないとこなんて一つもないと思います。
俺、四国を歩きお遍路したことあるんだけど、途中までは宿に泊まってた。でも、松山あたりでやっとこさ、野宿すべきなんだと気づき、松山のアウトドアショップでテントとか買った。この数学の旅もそんな感じで、おとなになってから検定教科書を独習しようとしてて、教科書ガイドを使わないってのは、いかにも具合が悪いよ。意味が半減しちゃう。深く読み込んで、教材としてのこの検定教科書のパワーを見極め、将来的に学習指導のためにこの教科書を授業とかで使いこなしていこう、っていう目的を持ってるわけなんだから、俺は。値段は張るが、教科書ガイドは必要。それが、わかりました。
えーと、もっとこの数学Aの記載内容についてコメントをしたいんだけど、特に思いつかない。まあ割と簡単なことしか扱ってない気が。俺がちょうど、中学数学の教科書とかをよく読む機会があったから。きっちり勉強してきた中学生ならスムーズに高1数学に入っていけるだろ。それと同じ現象が、今の俺の頭の中で起こっている。中学数学と高校数学の橋渡しって感じで、で、マジで激しい高校数学の展開は、高2の数IIBがそういうのを担当してるんよ、きっと。
確率の問題とか、難しい受験問題とかってあると思うんだけど、数学Aの教科書レベルを理解したからといって、そういう難問が解けるようにはならないじゃないですか。だからさ、数学IAは、各単元の内容を扱うと同時に、中学の基礎知識を持った人を高校数学へといざなうっていう別の目的を遂行する役割も担ってるもんだから。数学Aがすっと読めたからといって、それだけで数学をマスターしたことにはならない。これはあくまで序論です。