旺文社の『英検1級総合対策教本』読書感想
パス単1級を一周目読了しました。その感想
旺文社の英検対策書の一つ、単語帳の『パス単』という本があります。その英検1級対応版を、今さっき、全体をぐるっと読み終わりましたんで、その感想というか、手応えを、この記事に書き残しておきます。
2023年5月現在、「5訂版」というのがおそらく最新なはずです。これをやりました。
数ヶ月だか1年位だか前にもやりかけてて、2400語のうちの900語までは読んだんです、その時。けど、それから時間が経ち、忘れちゃってたんで、901語目からラストまで、そして改めて1語目から900語目までをやり直しました。それが、さっき終わったというわけです。
俺の読み方は、こうです。公式アプリの「英語の友」をまず月1800円のサブスクリプションを払い、アプリのアップグレードをします。その上で、1セクション(100語)ずつ、こなしていきます。具体的には、まず本をじっくり読む、発音記号とスペルと意味、例文までじっくり読み込みます。で、動詞が終わったらそこまでで、アプリで音声を聞きます。アプリをアップグレードする必要性が、ここで、あります。アップグレードしないと、アプリ上で単語の意味や例文の日本語訳などを表示させることが出来ません。で、動詞が終わったら、名詞。名詞が終わったら、形容詞その他全部。アプリで音声まで聞き終わったら、本に掲載されている「1分間ミニテスト」ってのをしっかりやります。で、またアップグレードしないとできないメニューをここでやります。アプリで「単語テスト」ってのがあるんですが、これ、アップグレードしてないと、一日10題しかできないんです。アップグレードすると、この一日10題の縛りがなくなり、無制限になります。また、1セクションごとの出題数も設定をいじれるようになるんで、俺は出題数を100にしちゃってます。1セクションが100語なので、ちょうど全部が出題されるようになり、俺はこれが快適です。
で、このメニューで、一気に2400語、見終わったわけですが。その感想は、と。そうですね、うーんと、結構ハードルは高かった。俺には。先に900語やりかけてそこで挫折した原因は、まだその時点の俺にはこのパス単1級は難しすぎたということなんだろうなと自己分析してます。その後、俺は、英検1級チャレンジから一歩後退し、あえてもう一度英検準1級にチャレンジ、そのチャレンジの一環として有名な『ターゲット英単語1900』という受験参考書の英単語帳を頑張って読み通しました。で、その上で、パス単1級に改めてチャレンジしたのが、今回なんです。で、今回は、読み通せた。それは、ターゲット1900で基礎ができてたからだろうな、と、思う。だから、これからパス単1級をやろうとしてる方にアドバイスできるとしたら、もしこれを読んでみてあまりにも難しく感じるようなら、まだパス単1級をやるには時期尚早な可能性があるんで、無理無理パス単1級にいきなりチャレンジするよりか、例えばターゲット1900のような良書で基礎体力を身に着けてから再チャレンジしたっていいんじゃないですか、と言いたい。バロメーターとしては、知らない単語の知識が出てきた時に、へー、こんな言葉もあるんだ、ワクワク…と、一瞬でもそう思えないようなら、ヤバい。と、思います。
なんか説教臭くなってきたので、これくらいにします。読み通して、楽しかった。でもこれからがまた新しい始まりっす。アプリで問題を解きまくれば、苦手単語があぶり出せる。そこまでできれば御の字です。ではでは、こんなところで。
(注)ネタバレなのでまだ観てない人は注意を!すずめの戸締まりを、今更ですが観てきました。その感想
『マネジメント』日経BP版の第4分冊(最終巻)を読み終わっての感想
『実用数学技能検定 要点整理 数学検定4級』(丸善出版)読書感想
数学検定4級に対策を講じるための参考書の定番、「要点整理」を、今さっき、読み終わった。感想を書く。
まず、数学検定4級は、学年で言うと中学2年生までに習う内容で構成されている。俺、塾講師やってまして。新中2生の数学を教えるに当たってちょい必要になったんで、この4級の要点整理に着手し始めたわけです。
そうだな、内容面では、特に面白いと思ったのは「2-3 1次関数」のとこで、連立方程式の2つの式のそれぞれを同じデカルト平面に図示して、直線と直線の交点の座標がすなわち解だ、みたいな議論がちょこっと解説されてた。なかなか突っ込んだ議論で、特にここが印象に残りました。
ちょこっと前に俺、数学検定3級(中3相当)の要点整理にも集中して取り組む機会があった。それも踏まえて言うと、そうだな、中3って言うと、中学3年間の総仕上げ、って感じの色彩が強いと思うんだよね。いや、これは、何も要点整理に限ったことじゃなく、中学生の学習指導コンテンツって大抵そんな感じなんだけど。だからさ、そこで大事になってくるのが中2という学年だ。中1は、まず小学生から中学生への橋渡し、導入。中3は、総仕上げ。となると勢い、実際具体的に実力を構築していく期間として、中2という学年のカリキュラムに、いっちゃんおいしいとこ、大事なとこが詰め込まれることが多い…少なくとももし俺がカリキュラム作成者だとしてもそうしたくなる。
例えば、連立方程式。これも、中2の範囲だ。図形の単元でも、「証明」っていうのが出てくるし。これら、数学の世界に入り込んでいくための必須の武器を、中2でがんばって勉強して身につけておかないと、その後、数学で落ちこぼれていくのは目に見えている。
大人がやり直したい場合って、あるじゃないですか。勉強を。苦手意識のある科目を学び直すなら、是非、中学からやるべきっすよ。欲を言えば中1から、だけど、どうしてもどうしてもショートカットしたい、ってんなら、中2からかな。ただその場合はやっぱし指導者について学ぶのが良いんじゃないっすかね。それ、お金かかるじゃないですか。だからやっぱし、独学で、お金もかけずに、ってなったら、中1からやり直しますね、俺だったら。
ああ、あと、要点整理の本としての特徴として、まあ数学検定っていう試験がそうだからなんですが、例えば4級は中2までの範囲が出題されるのですが、中1,小6の範囲も結構な分量、出題される。だから、要点整理でも中1、小6の範囲が取り上げられてるんですよ。だから、この要点整理をやり込むことにより、何が期待できるかと言うと、複数年に渡る数学の学習内容を長いスパンで一体的に理解を深めていくことができる。これは、すごく大きな特徴なんじゃないかと思います。やっぱしほら、中学の中間とか期末のテストの点数って、高校入試にダイレクトに効いてきたりするから、中間・期末の点数を上げる!とかって、塾とかだとそうなっちゃう。当たり前ですよね。が、あんまりにもゴリゴリにそういう考えばっかりに凝り固まっちゃってると、中1と中2と中3の単元をバラバラに教えて、はいそれで終わり、ってことに。その点、この要点整理は違います。数学教育の一連の流れを全体的に見渡せる。ホント、受けたもん勝ちだと思います、数学検定は。英語検定もそうだと思うけど。
要点整理の執筆者の先生方も素晴らしいんでしょうね、問題の一つ一つも粒ぞろいの良問ばっかりだと俺は思ったし、要点整理こそは、中学生の生徒たちに繰り返し復習させるべき優れた問題集だと思いますです。