説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

01-01 本や映画などの感想

『やさしい中学数学』読書感想

きさらぎひろし著『やさしい中学数学』を読了した。その感想を書く。 架空の男女2人の中学生との対話形式で書かれた本で、大変、自学自習に適している。 結構分厚いけど、これで、中学数学全体が網羅されていると思えば、そんなにメチャクチャな分量というわ…

『公式TOEIC Listening & Readingトレーニング リスニング編』読書感想

『公式TOEIC Listening & Readingトレーニング リスニング編』という本を読み終わったので、その感想を書く。昔、TOEFLには凝ったことがあって、またここ最近、英検を受けたりもしていた。が、ずっとずーっと、TOEICには全く手を出していなかったのだ。そん…

『認められぬ病』読書感想

柳澤桂子著『認められぬ病』(中公文庫)を、読了した。柳田邦男による解説を読む前に、自分の言葉で感想をしたためておきたい、と、この文章を書いている。 現代医療の抱える問題点を、理知的に情熱的にえぐる内容だった。 また、俺は、バイオ研究に身を投じ…

『アルコール問答』読書感想

なだいなだ著の、『アルコール問答』という本を、読み終わった。その感想を書く。 ワンテーマに絞ってあって、勉強になった。アルコール依存を抱えた患者さんを、どう治療していくかっていうのを、深堀りしていく内容。 アル中の歴史から説き起こしたり、自…

『洞窟オジさん』読書感想

『洞窟オジさん』という本を、読了した。その感想を書く。 親からの虐待に耐えかね、13歳で家出してサバイバル生活を43年続けた男性の話。 エピソードの一つ一つに目を見張った。新設にしてくれた人の話とか、魚を売った話とか。 保嶋さんっていう女性が、社…

『セント・メリーのリボン』読書感想

稲見一良という作家の、『セント・メリーのリボン』という小説を読み終わった。その感想を書く。 今俺の手元にあるのは、光文社文庫の「新装版」で、表題作を含む5本の短編が掲載されている。それらを通しで読み、で、巻末の、東えりかという人による解説を…

『ムツゴロウの青春記』読書感想

『ムツゴロウの青春記』という古い本を手にしているのは、これは叔父からのプレゼントである。父の弟に当たるその人は、俺にも目をかけてくれていて、本やキノコなど、時々、いろいろなものをお送りくださる。 そのような本が、溜まってきていた。確実に俺の…

『結婚披露宴 新チェーホフ・ユモレスカ2』読書感想

中公文庫の、『結婚披露宴 新チェーホフ・ユモレスカ2』という本を、読了した。その感想を書く。また、これにて計4冊の「ユモレスカ」を読み終わったことになるので、その総まとめ的な内容も、書けたら書く。 チェーホフって名前は、皆さん、どこかしらで一…

『郊外の一日 新チェーホフ・ユモレスカ1』読書感想

中公文庫の『郊外の一日 新チェーホフ・ユモレスカ1』を読み終わった。その感想を書く。 チェーホフは、戯曲作家としても有名なようだが、短編小説としても有名らしい。そこで、ちょい図書館とかネットで探したら、ユーモア短編的な、ロシア語で「ユモレスカ…

『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集II』読書感想

新潮文庫の、『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集II』を読了した。その感想を書く。 まず、一番面白かった短編の感想を、書いちゃおうかな。冒頭に掲載の「婚礼の前」が、俺には一番だった、この本の中では。ロシア文学的な見事な長ゼリフが楽しめる。ポド…

『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集I』読書感想

松下裕の翻訳による、新潮文庫の『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集I』を、読了した。その感想を書く。 なんで俺が今これを読んだかと言うと、ある読書会に所属してて、そこでみんなで読むのにちょうどいい短編を探して、で、チェーホフの短編集に手が出た…

『モーパッサン短編集III』(新潮文庫)読書感想

モーパッサンの短編集の最終3巻目を、読み終わった。その感想を書く。 数日前に1巻目、2巻目についての感想文もこのブログにアップし、それらでもうモーパッサンについて書ききっちゃった感じなんで、付け加え程度に、今、これを書いている。 でもさ、この短…

『モーパッサン短編集II』(新潮文庫)読書感想

モーパッサンの短編集の第2巻を、読み終わった。その感想を書く。いや、「シモンのとうちゃん」は、良かったねえ。 一つ前のブログ記事で論じたことの繰り返しになってしまうが、俺は、モーパッサンを楽しむにはたくさん彼の短編を読んでく必要があると思っ…

『モーパッサン短編集I』(新潮文庫)読書感想

モーパッサンという名前を全く知らないわけではなかったが、生まれて初めてまともに、この人の小説を読んだ。その感想を書く。 フランス人の、短編小説で有名な人っすね。新潮文庫版の、短編集がIからIIIまで全3冊ってのが、図書館で発見したんで、借りて。…

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』読書感想。あと、武田塾の参考書レビュー動画についてもコメント

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』を読了した。その感想を書く。 いや、素晴らしかった。まあ英語をちゃんと勉強してきたよっていう高校生とかが読むのにちょうどいいレベルかな。本当にゼロからって人には、肘井先生がシリーズで…

『EARTHRISE English Logic and Expression I Advanced』(数研出版の高校英語の検定教科書、教科書番号「論I/710」)読書感想

数研出版から出てる、高校の英語の検定教科書、『EARTHRISE English Logic and Expression I Advanced』を、今、読み終わった。その感想を書く。 なんか、高校英語って、2つの科目があって。「英語Communication」と、「論理・表現」。で、その、「論理・表…

『LANDMARK English Communication I』(啓林館の高校英語の検定教科書、教科書番号「CI713」)読書感想

啓林館という出版社の、高校英語の検定教科書、『LANDMARK English Communication I』を読み終わった。その感想を、書く。ちなみにこれの教科書番号は、「CI713」。 新課程の高校学習指導要領とかで指定されてるんだろう、この「イングリッシュコミュニケー…

『CROWN English Communication I』(高校の英語の検定教科書、教科書番号「CI 707」)読書感想

三省堂のクラウンって高校英語の教科書を、読み終わったので、その感想を書く。 この前、旧課程、つまり、文科省の学習指導要領が、数年前に変わってて、その変わる前っていう意味で旧課程の、同じシリーズのクラウンを、読んだのだった。で、その感想を以前…

『英検準2級総合対策教本』(旺文社)読書感想

旺文社の英検書、『英検準2級総合対策教本』を、読み終わった。その感想を書く。 いや、まずこれを読もうと思ったきっかけは、俺、塾講師をしてて、仕事上、これを読む必要が生じたからなんだけど。 今回の記事、どういう書き方がいいかな。俺自身は英検準1…

『英検1級二次試験・面接完全予想問題』(旺文社)読書感想と、Day 4の問題への自作回答例

2023年6月4日の英検1級一次試験の合否発表を明日の2023年6月19日に控え、旺文社の『英検1級二次試験・面接完全予想問題』という本を通読した感想を、このブログ記事にて書きたい。あと、Day 4って章の問題への自作回答例も、ここの場で発表したいっす。 合格…

旺文社の『英検1級総合対策教本』読書感想

旺文社の英検書、『英検1級総合対策教本』を、読み終わりました。その感想を書きます。 この記事のタイトルでここに本文を読みに来てくれてる人は多分もう重々承知のこととは思いますが、この本、英検がどういう試験だかを細かいとこまで解説してくれてる定…

パス単1級を一周目読了しました。その感想

旺文社の英検対策書の一つ、単語帳の『パス単』という本があります。その英検1級対応版を、今さっき、全体をぐるっと読み終わりましたんで、その感想というか、手応えを、この記事に書き残しておきます。 2023年5月現在、「5訂版」というのがおそらく最新な…

(注)ネタバレなのでまだ観てない人は注意を!すずめの戸締まりを、今更ですが観てきました。その感想

映画『すずめの戸締まり』を、のこのこ一人で観てきました。今更…。 あ、いきなりネタバレになっちゃうんで、まだ観てない人はご注意ください。 で、いやあ、納得行かないっすね。ソウタみたいなケースは、この世の中、要石になるのが99.999999%でしょう。 …

『マネジメント』日経BP版の第4分冊(最終巻)を読み終わっての感想

ドラッカーの『マネジメント』を、最終巻まで読み切った。その感想を書く。 このIV、すなわち第4分冊は、かなり難しく感じた。組織の仕組みの話とか、実際経営者になって組織を動かした人じゃないとわかんないような話のオンパレードだったように思う。かな…

『実用数学技能検定 要点整理 数学検定4級』(丸善出版)読書感想

数学検定4級に対策を講じるための参考書の定番、「要点整理」を、今さっき、読み終わった。感想を書く。 まず、数学検定4級は、学年で言うと中学2年生までに習う内容で構成されている。俺、塾講師やってまして。新中2生の数学を教えるに当たってちょい必要に…

『マネジメント』日経BP版の第3分冊を読み終わっての感想

ドラッカーの『マネジメント』読書も後半戦、全4冊のうちの第3分冊を読み終わった。その感想を書く。 読みながら、21歳の頃を思い出していた。大学のサークルで人間関係に壮絶に失敗し、失意のバイト生活をしていた頃。とうとう大学を休学し、フラフラしてい…

『マネジメント』日経BP版の第2分冊を読み終わっての感想

ドラッカーの『マネジメント』を読み進めている。日経BP版を図書館で借りて読んでる。日経BP版は4分冊に分かれ、その第2分冊をちょい前に読み終わった。その感想を書く。 組織の中間管理職、いわゆるマネージャー、と、言っちゃっていいのかな。この層こそは…

走れメロスの感想

今更だが、「走れメロス」の感想を、ここに書く。なぜ今このタイミングで?だが、いや、多科目対応の塾講師を始めたんで、光村図書の国語の検定教科書を1年弱前に読んだんで。中2の教科書のラストを飾るのは、今も昔も走れメロスなのである。 あまりにも有名…

ドラッカーの『マネジメント』、日経BP版の第1分冊を読み終わっての感想

経営学の名著として名高い、『マネジメント』(ピーター・ドラッカー著)という長い本がある。割と古い本だが、2008年に日経BP社から新訳が出た。その当時からずっと気になっていたのだが、自分のことでテンテコ舞で、着手できず、15年を経てようやく今、読み…

『小説読本』(三島由紀夫著)読書感想

中央公論新社から出ている、三島由紀夫著の『小説読本』という本を、読み終わった。その感想を書く。 これを読もうと思ったきっかけは、この一年くらい参加してた、さる読書会があって。次回の読書会の運営を半ば任されたような形になったんで、より良い読書…