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大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

『英検1級二次試験・面接完全予想問題』(旺文社)読書感想と、Day 4の問題への自作回答例

2023年6月4日の英検1級一次試験の合否発表を明日の2023年6月19日に控え、旺文社の『英検1級二次試験・面接完全予想問題』という本を通読した感想を、このブログ記事にて書きたい。あと、Day 4って章の問題への自作回答例も、ここの場で発表したいっす。
 
合格発表まで何もせずに待つのも能がないだろうと、英検の二次試験対策に着手した。その結果が、上記の本の通読である。この本は、他の旺文社の英検書と同じく、情報が豊富で適切。特に冒頭からの、試験の流れの説明が、付属のDVDとも相まって、英検1級の二次試験がどのような流れで行われるのかが、具体的にイメージでき、良かった。と言っても、俺は一次試験を突破したことがないので二次試験の経験がなく、だから、俺がこの本で得たイメージが正しいかどうかがまだわからないんで、良かっただの悪かっただのと言う資格があんまりないんだけども。
 
あと、Day1~3という章も、良かったと俺は思う。どんなふうにスピーチを考え、その後の質疑応答にはどう答えていけばいいか、少なくとも考えるきっかけにはなる。ただね、これ、あんまり真に受け過ぎも良くないとは思ったね。試験のテクニック的なことが書いてあるんで。それ以上でもそれ以下でもない。問いかけに対してどう答えるかってのは、人格としてどうあるべきかってことでしょ、だって。そういうのは、本気で良質の文学作品を熟読したり、リアルで人と交流していったりする中で、各人の心のなかに熟成していくものであって、旺文社の英検書にそのような読書体験を求めるのは筋が違う。試験対策としちゃあさ、そりゃ、「本当のことを言う必要は必ずしもない。嘘を言ったって構わない」とか、もし俺が旺文社の執筆陣だったら、書くさ。そういう、試験を突破するための軽いヒントこそが、旺文社の英検所の想定読者層が求めているものだから。でもさ、本当のコミュニケーションだったら、本音でパッションを交換し合うことって、かなり大事じゃん?だから、英検の試験対策をしながら、その勉強の間中ずっと、嘘をついてもいい、嘘をついてもいいって思いながら過ごしてると、いざ英語コミュニケーション本番、となったときに、本音のコミュニケーションに支障が出てくる可能性、あると思う。
 
で、感想は、だいたい終わりかな。んじゃ、Day 4の問題への自作回答例を書きます。話は前後するけど、この本は、準備編、基礎編、実践編の3パートに分かれ、準備編では面接試験そのものに関する情報提供、で、基礎編は面接での問題に対する取り組み方の提案、そして実践編が予想問題。基礎編は、Day 1、Day 2、Day 3というふうにさらに分かれてる。実践編はDay 4からDay 14まで。で、準備編を除くと14日間で学べますよ、っていうのが旺文社の宣伝文句。で、予想問題の一発目が、Day 4なので。このDay 4の問題へ、俺がオリジナルで以下に回答してみますね。
 
なんか、版権的なことが不安なので、問題の英文、短文なんだけど、そっくりそのままはここに書きません。ちょい変えます。すみません。問題は、
 
「人種差別は完全に取り除くことができるか?」
 
って感じです。もちろん、もうこの本を買って手元にあるって人は、本を参照してください。
 
で、それに対しての俺の答えは、
 
Yes, I think so. Please allow me mentioning my experience in UK and analyzing how to prevent racial discrimination.
 
I had to give up studying abroad in UK because of my illness, so a few years later I went again to UK in order to close my bank account of Lloyds. I never forget the blue eyes of the clerk who took charge of my closing. He saw me with full of questions on his face why I have to close my account. That meant that he considered me as a member of UK economy in spite of the difference of the colors of our eyes. I'm an East Asian, but am very glad to accept West Europeans as my fellow because the Lloyds man did so to me.
 
So I believe that suitable education can definitely solve racial discriminations. By teaching people that the other people whose appearances are different are their fellows, the two other races can make friends. The problem is the first step that one side of the two have to make initially. I was changed by the hospitality in UK into looking at people in UK as friends. Then, why are there racial discriminations in the world? Because I think that some people are unwilling to regard other people as fellows because of various reasons, for example of economical, political, and so on.
 
In conclusion, we can overcome racial discrimination. But, without tackling to eliminate these reasons simultaneously, just calling for resolution of racial discrimination seems to me a little bit irrelevant.
 
(和訳)
 
はい、人種差別は取り除けると思います。私のイギリスでの経験と、どのようにして人種差別を防ぐかについての分析を、述べさせてください。
 
病気でイギリス留学を諦めざるを得なかった私は、数年後、ロイズ銀行の銀行口座を閉じるために再びイギリスに行きました。その時私を担当してくれた担当者の青い目を私は決して忘れません。彼は、なぜ銀行口座を閉じる必要があるのかという疑問を顔いっぱいにして、私を見ました。それは、彼が私をイギリス経済の一員として見ていることに他なりませんでした。お互い目の色が違うにもかかわらず、です。私は東アジア人ですが、西ヨーロッパ人を喜んで仲間として受け入れたい。それは、ロイズの彼が私にしてくれたことです。
 
だから、私は信じます。適切な教育によって、人種差別は、たしかに、解決することができるのだと。ある人々に、自分たちとは外見が異なった別の人々を、彼らは仲間なんだと教えることによって、その2つの人種は友人同士になれるのです。問題は、どちらかが最初に歩み寄る必要があるということです。私はイギリスで受けた親切さによって、イギリスの人たちを友達だと思うように変えられました。では、なぜ世界には人種差別が存在するのでしょうか?それは、ある人々が、例えば経済、政治などの様々な理由によって、他のある人々を仲間だと思いたくないからだと私は思います。
 
結論、わたしたちは人種差別に打ち勝つことは可能です。しかし、同時並行でそのような理由を取り除くことなしに、ただ人種差別の解決だけを訴えるのは、私の目にはちょっと的はずれに見えます。
 
(和訳終わり)
 
って感じですかね。いやー、辞書引きまくった。
 
明日、一次試験が合格してたら、さらにどんどん、予想問題への自作回答を書き溜めていって、ブログにもどんどん発表していきたいです。で、7月16日の二次試験本番を迎えたい。落ちてたら、ちょっち前々から考えてた通り、英語の学習を一旦ここらで打ち止めにして、延期してた数学の勉強に本腰を入れようという心づもりでいます。