説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

『動的平衡2』読書感想。

今日(2021/11/26金)、午前中から『動的平衡2』を読み始めて、夕食前のタイミングでなんとか読了できた。

 

内容は、生物学が好きな人ならグングン読めるだろう。前著『動的平衡』に引き続き、文理問わず各方面に深い教養の根を張る著者の、オリジナリティあふれる思索に触れることができ、俺は今、読後の満足感にひたっている。

 

ある一つの学説を主張してそれを裏付けていくというような本ではない。現時点でわかっていること、考えていることを可能な限り横断的、総合的に語り尽くす。そして、読んだ人は、全体的な視野を持つことの大切さを知り、各人各様に、自分の進むべき道について思いを巡らす。そんな本だと思う。