説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

渋谷を放浪してきました

ここ最近、といっても年単位で「最近」だが、小説を読むときは、同時に旅に出ることにしている。ちょっと、とある場所での読書会の、次回の仕切りを俺がやることになったので、地元の図書館でモーパッサンに目をつけ、新潮文庫の短編集3冊をカバンに入れて、例によって旅に出た。向かった先は、渋谷。

細かく他のブログ記事とかも読み込まれてしまうと色々特定されてしまいそうだが、そうそう隠し通せるものでもない。渋谷は、若い頃からよく行ってた。その思い出の地を回ったりもした。

とりあえず、今日のコースをここに書き記しておく。井の頭線で渋谷にアクセス、マークシティの土手っ腹から道玄坂小路にショートカットし、そして今日一番の目的地である道玄坂通へ。小路に入って本当に一瞬で、左ななめに逸れるルートを使うと、道玄坂通の建物に吸い込まれた。

※あ、ちょっと解説しとこうかな、知らない人もいるかもなので。「道玄坂通」っていうのは、渋谷に新しく出来た複合施設の名前っす。ほら、ヤマダ電機が、文化村通りと道玄坂小路の両方に出入り口を持ってるじゃないですか。あれと似てて、文化村通りに2箇所、道玄坂小路にも2箇所の出入り口を備えた、通り抜けの面白さを追求した新施設ですね。あ、「道玄坂小路」がそもそもわからない人もいますかね?麗郷とか壁の穴とかのある、ドンキやH&Mあたりから道玄坂に抜けることができる、円山町のラブホ街のわきを通って、ちょっとエロい店とかもちょいちょいある、坂道の抜け道があるじゃないですか。あれが、道玄坂小路って名前がついてる道で、俺も実は最近、その名前を知りました。

さて、渋谷のプチ旅のルート報告に戻ります。で、道玄坂通をだいたいぐるりと見て、ちょっとどのカフェにも入りづらかったんで、一旦この建物を離れてセンター街のマクドとかにも逃げちゃったりしたんだけど、いやいや、せっかく来たんだからと、気を取り直し、道玄坂通に引き返し、で、勇気出して、シティベーカリーに初入店。吉祥寺とかにもあるけど、気後れして入れてなかったんで、俺はシティベーカリー自体も初だったし、もちろん道玄坂通の店に入ったという点でも初でした。入って、この店の選択が正解だったことがすぐにわかった。なんか、レジとかに隠れた死角になってるとこに、わんさか席があった。シティベーカリーが、他の店舗でも一貫して、座席に関してもそういう店の作りのクオリティを保ってるのかどうかは今回だけでは分からないが、渋谷のど真ん中でこういう隠れ家みたいな座席を提供してるのは、俺は実に気に入ったね。素晴らしい。でも、俺も遠慮しちゃって。地元の喫茶店だと、2時間は粘るんだけど、1時間で退店。渋谷だし。ここでは、モーパッサン短編集のあとがき・解説を読む作業ができた。

それから、Qフロントがもうすぐ全館改装工事に入るってのを小耳に挟んでいたので、その勇姿を最後に見届けようと、Qフロントに足を伸ばした。上まで行って、ぐるりと回ってきた。

んで、それから、その昔、マンガ喫茶だった、地下一階にあるキャンドゥが、ハンズ斜向かいのちょい手前んとこにあるんだけど、ここのマンガ喫茶はよく通ってて、何回目かの徹夜プランで、大学に叩きつけた自主退学届を、ここで書いたのであった。記憶がすでにかなりおぼろだが、おそらく俺が座ってた座席のあたりに置いてある商品を、時々、買っている。今日も同じことをした。友達を呼んで肉じゃがパーティーとかチリコンカンパーティーとかを開きたいと思ってたとこだったんで、スプーンを探してたとこで、で、キャンドゥのこの場所にスプーンとフォークが売ってた。んで、お買い上げ。

んで、もう17時も回ったんで、夕食を早めに食べて帰ることに。道玄坂通のフリホーレスもしくはウィズグリーンで、と、考えていたのだが、センター街とかをウロウロしてたら、気が変わった。俺は古い人間なので、交番向かいの兆楽を見たら、こっちに行きたくなっちゃって。で、その欲望のままに、入店、中華丼を食ってきた。

…どうも、いたずらに文字数だけが増えちゃって、あんまり内容のないブログ記事になってきちゃってる気がしてきたんで、こんくらいにしときますわ。備忘録にしかならないような文章になっちゃって、ごめんなさい。昔の思い出がよみがえりすぎちゃって、抱えきれなくなってきたんで、渋谷にいるうちに文章化したくなって、センター街脇のドトールに席を見っけて、これを今、書いている。

さあ、心は動いてる。今や、モーパッサンをどんどん読み進めるべきときだ。俺は、今を生きなければ。思い出は思い出、今は今。読書会を良いものにしたい。帰りの電車は、座っていこう。どんどん読みたい。