説明責任の行き届いた社会を目指して

大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

英語から物理に舵を切り直す

昔、大学を中退した40過ぎです。ちゃんと大学を卒業しようと、会社を辞め、先日受験した社会人入試の結果待ちです。分野は生物学です。
 
引っ越し騒ぎで10月10日の英検1級受験に行けなくなりそうであることを受け、英語中心の勉強計画を抜本的に見直しつつあります。
 
英検対策に、やり残してた準1級の過去問をラストまで解き切る作業は、あとちょっとなので、やっちゃいます。これが終わったら、メインの勉強としては、英語から手を引き、物理に着手するべきだと考えて始めてます。
 
教材とにらめっこしながら学習計画を練らないとなんとも言えませんが、とりあえず代ゼミの漆原先生の『面白いほど分かる本』シリーズを復習して、それが終わったら『明快解法講座』、『最強の88題』へと進みたい。で、問題を解くという行為の全体像をつかんだら、駿台の山本先生の『新物理入門』に挑戦し、このシリーズの問題集にも取り組みたい。ここで、微積分のちゃんとした理解、微積分の基礎としての集合論などの数学の理解がまだあやふやなことが問題となってくるはずです。なので、そこをケアしていく…。
 
と、漆原先生の本に取り組んでる間に、社会人入試の合格発表の日が来てしまうでしょう。で、合格してたら、次に、
①さらに選択肢を増やすために今年度の一般受験にチャレンジするか、
それとも
②もうこの大学で学ぶことに決め、この大学でのカリキュラムに自分をリンクさせていくことを考えていくか、
を、決める必要があります。また、不合格なら自動的に、
③次の志望校を選び、それに向けて受験勉強。
と、考えられるシナリオは以上3通りのうちのどれかだと予想しています。
 
いずれのシナリオにも、物理の基礎力は役立つはず…。まあ、③の場合、試験科目に物理がない大学もありますが、それは俺としては避けたい。せっかくもう一度受験するなら、受験物理の勉強を通して成長したいという思いが強いです。若かったときの受験では、バリバリ化学生物選択でしたから。
 
で、それはそれとして、英語の学習を完全にストップするのも嫌です。日本語より英語のほうが学べる内容がはるかに多そうですしね、狭い日本に閉じこもったままの状態から自分を解放するというビッグプロジェクトの進行は止めてはならないのです。
 
で、具体的には、旺文社の英検書の単語集『でる順パス単』の1級のを、毎日ノルマを決めてコツコツ勉強するというのを考えてます。で、あとは、毎晩インターネットラジオBBCVOA、CNA(シンガポールのチャンネルニュースアジア)のニュースを聴くのを継続します。新しく単語をどんどん覚えて、毎日英語力を高めていかないと、毎晩ラジオなんて聴いてられなくなっちゃう、モチベーションが保てないと思う、とてもじゃないけど。
 
次にブログをアップするときくらいには、準1級の過去問は終わってて、物理の教材検討や学習計画作りも済み、実際、物理学習がスタートしてて、なおかつパス単も継続できてる、という状態になってる…ことを望みます。

英語を必死に勉強してんのに、今度の英検をどうしても受けに行けなくなりそうです▶引越し見積もりにはご用心!

10月10日の英検を、受験できないかもしれません。
 
昔大学を中退した40過ぎです。もう一回大学をちゃんと卒業しようと、社会人入試を先日受けました。その合格発表が、10月1日なんですね。
 
同時並行で、今住んでるアパートが、一階部分の保育園が認定保育園に格上げになるのに伴い拡充する、ついては2階と3階の住人は立ち退いてくれ、ということになりました。もちろん、不動産業者からいくばくかの補償金は出ます。で、その立ち退き期限が9月30日と言われたのです。
 
ごねて、立ち退き期限を10月6日にしてもらいました。
 
これで、10月1日の合格発表の結果いかんで、合格なら大学の近くにもう引っ越してしまえ、不合格なら環境を変えたくないので近場に引っ越そう、と思ってました。
 
しかし、大学近くで気に入った物件の不動産業者から、10月1日に申し込みで10月6日に入居は不可能、と言われてしまいました。で、最短でも10月10日だ、とのことでした。
 
で、どうせ待つなら、10月10日に英検を受けることにして、まず10月6日の退去期限の日に荷物を搬出して、引越し業者に荷物を預かってもらって、10月11日に大学近くの住所に荷物を搬入しよう。と、これは、合格していたらのシナリオです。もし不合格なら、近所で気に入った物件には10月6日に即入居可能なので、業者に荷物を預かってもらったりする必要はありません。
 
で、合格してた場合、上のシナリオ通りに動くとすると、10月6日から11日にかけて、住む場所がありません。ウィークリーマンションも調べましたが高いので、ホテル東横インを使うこととしました。
 
で、荷物をそうやって預かってもらえる引越し業者を調べ、日通がいいのではないかと、ちょっと調べただけで決めてしまったんですね。で、荷物一時預かりサービスを使う場合は、担当者が訪問して荷物の量を確認する必要があるとのことだったので、昨日、日通の人に来てもらったんです。
 
ところが…。しつこく「他の業者にも見積もりを頼んでますか?」と聞かれて、バカ正直に、「いや、頼んでません」と繰り返したら、ぼったくりの値段を提示してこられたんです。同じ東京都内なのに、10万を越えたんですよ。で、目的の日取りが埋まってしまうかもしれないから、申込みを早くするようにと急かされました。
 
で、この、日通のぼったくりの見積書も含め、賃貸物件の見積書、ホテル東横インの滞在費など全て一式を、今住んでるとこの不動産業者に送付して返事を待っていたところ、つい先ほど、担当者からメールの返信がありました。退去期限を10月10日まで待とうというのです。
 
そうなってくると話は変わってきます。引っ越し代金が跳ね上がったのは、搬出日と搬入日が別日になったことで人件費が倍になることが大きな要因です。で、俺が、10月10日に英検を受験しに行くのを我慢すれば、全てが丸く収まるんです。大学に合格してた場合、10月1日に大学近くの物件に申し込みをする。で、10月10日入居という流れで手続きを進め、そして、10月10日に引っ越し。即退出、即入居。問題ありません。俺が英検を受けれなくなることだけが問題なのです。
 
あー、ふざけんなって感じです。英検を目指して必死こいて英語勉強してんのに、話が二転三転して、虎の子の大切な10月10日の自由時間が、ストラックアウトの5番プレートが撃ち抜かれたように、俺の手から消滅していきます。
 
まあ、仕方ねえ…。英検は、また受ければいい話なんでね。
 
それにしても、もう絶対に日通には頼まない。今後一切関わらないことにします。
 
みなさんも、引越し業者から「他社にも見積もりを頼んでますか?」と聞かれたら、ぜひ、「はい、頼んでます」と答えることをおすすめします。その時、彼らは、あなたがぼったくりのカモとしてふさわしいかどうかを検分しているのだと思います。

入試が終わり、合格発表前のこの時期。迷いながらも英語学習を匍匐前進で進めてる俺

三日前にある大学の社会人入試を終えました。
 
落ちたときに備えて、また別の大学の一般受験の準備をしようと、赤本を買って去年度入試の解答に目を通しました。
 
で、あまりの難しさに、解答を読んで理解するのもひと苦労でメチャ時間かかることが判明しました。なので、本当にさらっとしか目を通してません。精読できてはいません。
 
そのような事情も反映して、今後の方針策定作業はダッチロールを繰り返し、今に至ります。
 
三日前の社会人入試の合格発表は10月1日です。そして、英検1級の一次試験日が10月10日。
 
考えられるシナリオは、以下の3つです。
 
・合格して、その大学に行くことを決め、残り半年をその大学での学びの準備作業に当てる
・合格して、しかし更に選択肢を広げるため別の大学の一般受験にチャレンジ、別の大学の受験勉強
・不合格で、必然的に、次なるターゲットの大学を選定し、受験勉強。半年で終わらなければ、もう一年おかわりタイム。
 
で、3つのシナリオの全てで、結局やはり英語学習というのは確実に必要なので、英検の本番も近いし、英検に向け英語学習に集中するというのが、今は一番生産的かなと、じんわり考えてます。
 
で、今現在、英検の過去問、諸々のドタバタの合間を縫ってですが、まあ、取り組めてます。
 
1級は、やっぱし、今の俺にはレベル高いっすね。難しいです。今日の午後の真ん中辺りからリスニングをやったのですが、スクリプトを読みながら音声を聞いても、それでも理解するのに時間かかる。こりゃあ、手元に持ってる準1級の過去問のやり残した問題とかを使って基礎の基礎を叩き直す作業にチェンジしたほうが効果が上がるのではないだろうか、と本気で考えてます。
 
10月10日までに、1級のパス単を、できるところまで進める。並行して、準1級の過去問を、解いて、わかんない単語に赤線引いて、一生懸命本を汚して、消化する。その作業が終わったら、1級の過去問を再開し、わかんない単語に赤線。そこらへんで、10月10日になっちゃうと思うんです。で、ベストを尽くして一次試験を受けてくる。で、その時には既に社会人入試の結果が明らかになってます。なので、その後のことは、合否の結果を受けて、その時になってみてから、また総合的に方針策定していく。それで、良いと思います。
 
明日も野暮用が午前、午後とあります。合間時間で、今日やったリスニングのスクリプトのわかんなかった英単語と和訳に赤線引いて、その上で音声を聞き直す。更に時間あれば、1級のパス単の学習に入ります。明後日から、1級のパス単と準1級の過去問を軸に英語学習を軌道に乗せていきたい。
 
あー、受かってると良いなあ。社会人入試。マジで。

社会人入試が、終わりました

社会人入試が、昨日(9月10日)、終わりました。
 
疲れました。
 
午前中に英語のペーパーテストが一時間。午後に、面接がありました。
 
英語試験は、事前に閲覧できた過去問から、大きくスタイルが変わっており、ビビりましたが、普段から英語は好きでよく勉強してたから、なんとか納得の行く出来で答案を埋めることが出来ました。
 
面接は、面接官の先生が、何人?6人くらいいらっしゃって。それぞれから質問が乱れ飛ぶ、凄まじい修羅場となりました。
 
面接に際しては、事前に面接でしゃべる内容を原稿にまとめてました。で、俺、鈍すぎて本当に恥ずかしいんですが、客観的な目で原稿のチェックを友達にお願いするべきだと、気づいたのが面接の2日前だったんです。ここらへん、本当に、俺、弱点だよなあ、と思う。「人間」じゃないんだよ、まだ。困った時に助け合うっていうことの必要性の認識が、非常に不足しています。やっとこさ、ギリギリになって、気づいた。で、大急ぎで友達に面接の原稿チェックをお願いしたところ、2人の友だちから詳細なコメントを貰うことが出来ました。うう…本当にありがとう。で、そのコメントを元に、原稿に大幅に手入れをして、で、9月10日本番を迎えたという次第です。
 
ところが、面接では、原稿などの持ち込みは禁止。口頭試問ということで、当たり前といえば当たり前で、俺が常識知らずでした。結局、アドリブで全てを受け答えしました。でも、でも、面接のための原稿をまとめたこと、その過程で友達にお世話になったこと、などは、感動体験で、本当に良かったと思います。
 
で、実際、面接でどういうことを話し合ったかですが。なんでこの大学を選んだか?ということをまっさきに聞かれました。で、生物学各分野を広くカバーしてるこの大学で、各分野を広く学ぶことを通して確固たる基礎力を身に着けたいからです、などと話しました。それから、なんで生物学をやりたいのか?という問には、高校生の時にお世話になった塾の先生に、生物学分野で社会貢献をすることでご恩返しがしたいから、と答えました。これ、本当に本当だけど、もう半分の理由は、実はアニメで好きなキャラクターがいて、そのキャラになりたいっていう完全にガキくさいものでして。こんなのはもちろん面接では言えません。いや、エヴァンゲリオンのリツコなんですがね。わかる人はわかって下さい。
 
話が脱線しました。面接の質疑応答の内容の話に戻ります。で、その高校生の時分からの、生物学へのモチベーションの高まりの話は、結構突っ込まれましたね。こちらも色々お話しました。自分から、高校生の時から生物学実験とかに勤しんでいたわけではなく、塾の授業がメインのきっかけになってることから、自分の学力は多分に座学から発祥してるという自分の性質とかも、今まではあんまり意識してなかったけど、面接でやり取りして今回でかっちり自覚することが出来ました。
 
イギリスに留学してたこともわりと聞かれましたが、これはまあ、俺、9ヶ月で調子を崩しちゃいましたんでね。まあ、そこらへんのことを正直に受け答えしました。普通の3年間の学士課程に入る手前の準備課程の最中に潰れたんで。それでもまあ、イギリスの雰囲気は存分に感じ取ることが出来、いい影響はたっぷり受けました。
 
読んでる本についても聞かれました。これは、色々読んでたんで、いくつか答えることが出来ました。一番伝えたのは、シュレーディンガーの『生命とは何か』と、『キャンベル生物学』です。このブログで生命とは何かについて色々書きながら頭をまとめておいたことが、面接本番で役に立ちましたので、このブログを読んでくれてる皆さんには感謝、感謝です。キャンベル生物学を読んでる、とお伝えすると、恐ろしいことに、キャンベル生物学の中のどの部分が一番面白かったですか、という質問が飛んできました。これ、へどもどしちゃって、あんまりうまく答えることが出来なかったです。あまりにも長大なんで、忘れちゃってる部分もあって。面接の後で、キャンベルの感想がくっきりと頭にまとまりました。時既に遅しですが、このブログの場で独り言としての書き残しておきましょうかね。俺は、キャンベルがあまり好きではありません。生物学を「学ぶ」にはこれ以上ない良書だとは思いますが、「研究する」、すなわち、この教科書に書いてある内容を、いずれ自分が改訂していくんだというつもりで読解するにはふさわしくない。なぜなら、必要な物理学や化学の学習に対しての覚悟の決めさせ方が不足しているからです。数学的な内容の演習が、キャンベルには多数含まれてますが、本当にそういう理数系の能力を身につけるためには、専門書をきちんと学ばないとダメに決まってます。だから、キャンベルは、キャンベルと同列の物理など他分野の良書をチョイスして、参考文献として強く推奨するべきなんです。数学の演習をちょいちょいつまみ食いさせて、それをもってして、この教科書だけで生物学を完全に身につけることができるオールインワンの万能の書だ、と言わんばかりの書きっぷりは、俺としてはちょっといただけない。ただ、ここでこうして批判ができるのも、キャンベルっていう長大でメインディッシュとして活用可能な教科書が本屋で手に入る状態だからこそでして。アメリカ発で、キャンベル以外にもこういう長い教科書は複数選択肢があります。それを思うと、さすがアメリカだなあとは思います。だから、批判するだけじゃなく、生産的な批判というか、批判的な思いを抱いたんだったら、それを解消するような提案を世に対して積極的に主張していくべきなのでしょうね。
 
ちょっと、ブログが長くなりすぎちゃいましたんで、もうそろそろ終わりにしますね。あと、面接で話したのは、事前に提出した志望理由書で物理など他分野を学びたいと書いたことに関連してです。これに関しての真意を問われ、こちらから言ったのは、電子顕微鏡写真やX線回折法データを本当に解釈するためには量子力学をマスターしなきゃダメだろう、なので自分はゆくゆくはファインマン物理学をやりたい、そしてその知見を生物学実験の現場に活かしたい、というお話をしました。こういう話が、その前に出た、シュレーディンガーの生命とは何かが面白かった、などという話と、自分で言うのもなんですが、辻褄が合ってますよね。なので、面接での俺の話の全体像として、まあ、先生方から見てある程度納得といいますか、こいつはこういうやつなんだという一つのイメージは掴んでいただけたのではないかと思います。
 
面接終了して、やりきった感です。悔いは、ないですね。これで落ちたら、まあ仕方ないっす。もう、合格発表までグズグズしてる理由も全く無いんで、落ちたときにも備えて、今回の受験の疲れを癒やし次第、次の受験に向け新たな勉強を開始します。一般受験で、ある大学を受験したいんです。そのために、高校物理、高校化学、高校数学が受験科目なので、きっちり勉強しないと。
 
悩ましいのは、英語と理数科目の優先順位、勉強時期の決定です。英検1級の一次試験が10月10日に控えてます。英語をメインに10月10日までがんばって、で、あとは英語は一切勉強せず、夜のBBCラジオとかを聴くだけにして、受験に臨む。10月10日を境に、理数科目の勉強オンリーという態勢にチェンジ。というプランが一つ。もしくは、英検を待たずに、もう理数科目の勉強を全力全身で開始してしまうという別プラン。どっちにしようかな。
 
勉強に手を付けてみて、その手応えで、科目選びの方針を修正しながら先に進みます。
 
とりあえず、一校、入試が終わりましたというご報告のブログでした。

雑記。いわゆる「ダブルスタンダード」について話が及びました

社会人入試の英語試験対策に、Essential細胞生物学っていう教科書の巻末の用語集を、赤ペンを引きながらバイオ英単語を拾い読みする作業が、先ほどおわりました。
 
入試は9月10日。
 
キャンベル生物学っていう分厚い教科書も持ってて、この夏学期に一回通読しました。これの巻末の用語集も、赤ペン引きながら英単語を拾い読みして、また、学んだ内容をざっと振り返ろう。と、思ってるのですが、ちょっと疲れたんで、気晴らしにブログを書きに来たところです。
 
一回前のブログで、イギリスじゃなくアメリカの本を読みたい、などと書きました。しかしですね、普段から使ってた、Essential細胞生物学やキャンベル生物学が、もろ、アメリカの本だったんですよ。だから、もう充分読んでたことになる。
 
思い返せば、遺伝子組み換えに関する記述なども、遺伝子組み換えに肯定的で、いかにもアメリカ的でしたね。Essentialもキャンベルも。キャンベルの方は、ちょい慎重な書き方だったかな。
 
いわゆる「ダブルスタンダード」っていう言葉があるじゃないですか。アメリカとイギリスが、それぞれ独自に、基準を定めてて、その2つの基準が、都合よく、いろんな局面で使い分けられて、結局アメリカとイギリスだけが得をするような流れができてしまっている…という意味かなと俺は解釈してるんですが、違いますかね。
 
確かにそういう風に見えてしまうようなシチュエーションも少なくないのかもしれません。
 
でも、アメリカとイギリスだけがズルをしようとしてそのような悪だくみをしているのではないと思う。
 
俺、健康を害しちゃって帰国してきましたが、一応9ヶ月くらいイギリスに居たんで、イギリスからの視点で話しますが、今、英語のラジオを聴きまわってて、ホント正直、一番共感するのはBBCです。アメリカの民間放送、色々聴いてみて、なんでこんなにふざけてるんだろうって思っちゃうんですよね。深刻なニュースを伝えるときの言葉選びが、軽いんです。マイアミでマンションが崩落したとか、ハリケーンアイダで人が死んだとか、本当に悲惨なニュースがあり、悲しいです。しかし、日本人の感覚、イギリスに居たことのある日本人の俺の感覚での感じだと、アメリカ人は、そういう深刻な状況で、そういうときこそリラックスして臨むことこそがベストだ、と考えてるように思えてならない。でも、俺の目には、それは、軽すぎる、ひいては、ちょっと失礼なんじゃないか、と、映ってしまうんです。ところが、同じ英語ニュースでも、BBCにはそういう軽さは全く感じない。
 
俺が(イギリスではなく)アメリカに留学経験があった場合、もしかしたら逆のことが起こってた可能性があると思うね。「深刻なときこそリラックス」という思想が俺の心の奥深くまで浸透してて、アメリカのラジオしか聞けなくなってたかもしれない。
 
俺が9ヶ月だけでイギリスに染まっちゃったんだから、本物のアメリカ人と本物のイギリス人の関係たるや、推して知るべしです。
 
一応毎晩、BBCとボイスオブアメリカのラジオ聴いてますが、まあ、違いますね、そして、お互い意識し合ってる。アメリカ人にとって外国とはまず真っ先にイギリスのことであり、逆もしかりです。お互いの国の出来事がしばしばトップニュースになる。
 
アメリカとイギリスは、お互いいがみ合いながらも意識し合ってて、確かにお互い異なるメンタリティを土台に、あるべきルールを模索し続け、説得力のある仕組みを生み出し続けている。
 
以上が、ダブルスタンダードと揶揄されるナニモノかについての俺の分析です。
 
その上で、じゃあいち日本人として俺はどのようにこのような世界に関わっていくべきか。
 
ちょっと今夜は、この問いに答えるのはまだ時期尚早のようです。その前に、俺、入試に通らないと。キャンベルの用語集に取りかかります。

入試直前で、ドタバタしてます。あくまで理学としてバイオに取り組みたい俺

バイオ分野学士課程の社会人入試本番まであと一週間もない中、諸々準備を整えてる最中です。
 
空き時間を利用して、「京都大学生物科学の会」っていうウェブサイトがオススメしてる一般書を数冊読んでみて、自分の求めている生物学の学びがどんなものなのかが、だんだん客観的にわかってきました。
 
俺は、農学でも医学でもなく、あくまでも「理学」としての生物学を学びたいんです。
 
そもそもバイオに取り組むための方法論として、デカルト的、ガリレオ的な発想に賛同し、それを実践したいんです。
 
本当に確実な原理を突き詰めて考え、明らかにして、それを土台にしたい。また、複雑な状況を、色んな角度から眺め回し、切り口を工夫して、できるだけ単純化できる切り口から自然現象を観察し、そこに、原理を当てはめて考え、きっちりした論理展開により、次なる自然現象を予測。そして、実験により、その予測の正誤を確かめ、その原理原則の妥当性を検証していく。
 
そのような発想で頭がいっぱいの俺にとって、農学は、いきなり現象ありき過ぎるように感じます。切り口が複雑過ぎる。今読んでる本(『人の健康は腸内細菌で決まる!』)も、農学の先生の本なんですが、腸内細菌の観察とか培養とかから入るんです。夏の実験の授業でわかったんですが、俺、メチャ不器用で、要領の良さ、手際の良さとかが必要な実験が、自信ない…。背に腹は代えられないから、これからももっとがんばりますが、少なくともこういうのは俺の強みではない。じゃあ俺の強みは何かと言ったら、厳密な論理展開を求めるモチベーションの高さです。こういう特性が、農学と相性があんまり良くない。相性がいいのは理学でしょ。
 
その他にも数冊読みましたが、今んとこ、一番心の琴線に触れたのはシュレーディンガーの『生命とは何か』です。既にこのブログで一本感想文の記事を投稿しました。シュレーディンガーは物理畑からバイオに乗り込んできたが、自分はバイオ畑から物理を欲している、そこが違う、などと書きました。が、これ、そんなに大きな違いじゃないなと思います。農学や医学の発想などとの違いと比べたら。
 
量子力学で生命の謎を解く』という本が、前述の京大の推薦本リストにあって、図書館で貸出中だったので、昨日アマゾンでポチりました。明日、届きます。自分に合った本なら、たとえ面接前までに読みきれなくても、買って本棚に置くだけで一歩前進です。
 
そうそう、有名な『利己的な遺伝子』も、読みましたが、長大な本で、何しろ時間がかかりましたね。ダーウィンの『種の起源』と似たものを感じました。議論の進め方が、慎重で、イギリス的で。つい最近『種の起源』を読んだんで、俺、今の気分としては、イギリス的な本じゃなくてアメリカ的な本を読みたいんです。ライナス・ポーリングというアメリカ人は、ビタミンCが風邪とか老化の特効薬だとか騒いで各方面に大迷惑、とか、色々悪評もある人だけど、平和とかに関しての積極的な活動で二個目のノーベル賞取ったりしてるじゃないですか。そういう、新しいことに果敢に取り組んでいく姿勢というのは、やっぱしアメリカが一番なんじゃないかな。俺は今、アメリカの科学者の発想に触れたい。
 
入試の英語試験対策に『Essential細胞生物学』の各章末のバイオ英単語を拾い読みしようと、図書館にこの本を持ち込んであります。この作業をしながら、明日新しい本が届くのを待つとしますかね。あと、面接の想定問答集もしばらく前に書いたのがあるんで、それを推敲したり暗唱したりとかって作業も、やんないと。やれ、忙しい、忙しい。なんとかベストを尽くします。

入試日近し。やることに迷うが、読みかけの生物学書の読了をまずはやろうかな

9月10日の社会人入試に向け、昨日速達で願書を大学に郵送しました。
 
そして、先ほど、英検書の勉強が一冊終わりました。
 
ので、ひと区切りつけたく、このブログを書いています。
 
今の俺には、所属というものがありません。これ、かなりきついことだと、一昨日の日曜日に痛感しました。朝、起きる理由がないなあと思い、ダラダラしてたら、それまでの諸々の疲れもあったのでしょうが、なんと、丸一日ぶっ通しで寝てしまいました。図書館に持っていくためになまじ弁当とかをバッチリ用意してたのも災いして、腹が減ったら冷蔵庫から弁当を取り出してガツガツ食ってまた寝るという。
 
これ、人間、どこにも所属してなかったら、こういう実験動物みたいな行動パターンに、なっちゃうよ…。と、体験してみて、思います。それが、昨日、社会人入試の願書を提出したら、急に気持ちに張り合いが出て、活動を再開。活動内容として俺が選んだのは、英語でした。今、3つくらいやってたことがあって、一つは英語の勉強、2つ目には生物学関係のネットで推薦されてた本を片っ端から読むこと、3つ目に面接対策の想定問答集作りです。
 
昔っから、よくも悪くも、頑張り始めると、俺って、ターゲットを一つに特化しちゃうんだよね。英語もアピールポイントとして入試に役立つけどさ、同時進行で読書とか想定問答集づくりもやっていかないと、ダメじゃん。
 
けど、色々考えすぎて、目先の利益になるものに焦点を合わせすぎると、嫌になってきて、心が活動停止しちゃう。願書を提出しただけで、まだ合格したわけじゃない。依然として、無所属のままの俺。高ストレス下にさらされてるんだから、まあだからこそ合格に向かって着実な一歩を踏んでけよっていう考えもあるけど、今頑張れるものを頑張れよ、とも思う。英語、やりたいんだったら、やっていいよ、と、自分に言ってあげたいです。
 
10月10日の英検にも、ちゃっかり申し込んでます。今度こそ間違いなく落ちるけど、一応、1級を受けます。二周目の途中だった準1級のパス単を、ラストまで見終わったんです、さっき。で、終わったんで、今さっき、本屋で1級のパス単と過去問を買ってきて、図書館でさあこれからどうしようかって思案中。
 
カバンの中には読みかけの『利己的な遺伝子』も入ってる。やりたいこと、やるべきこと、やってもいいことなどが入り乱れ、アンビバレントに引き裂かれてる俺。身体はひとつなので、やれることは一度に一つです。
 
計画的に物事を進めていきたいですね。9月10日までに、読みたいのは、
・人の健康は腸内細菌で決まる!
・小さな小さなクローディン発見物語
うむ。がんばれば無理ではないですね、読了できると思う。モチベーションが保てれば。
 
マジ面接が控えてるんで、想定問答集に取り組む時間は試験日に向け加速度的に必要になってくるはず。だから、早い段階で、一番分厚い『利己的な遺伝子』を頑張って読了しちゃえって。それが必要だから、だから俺は昨晩カバンにこの本ねじ込んだんだぜ。気合い入れてそれが終わったら、英検1級対策を講じながら、面接の想定問答集の推敲と暗唱に励め。
 
英検書を買ったのは無駄じゃない。買っただけで、まず前進してるって。その上でだが、今第一でやるのは英語ではなく『利己的な遺伝子』読書だな。
 
とりあえず、『利己的な遺伝子』の続きにチャレンジしてみます。