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大昔、生物学者になりたかった40過ぎが、今また再チャレンジ

『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』読書感想:著者の成長を感じられて楽しかった

発達障害について知ろうとする中で、『自閉症の僕が跳びはねる理由』に引き続き、『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』を、今、読了した。

前著同様、この『続~』も、日本語の良さは際立っている。

文学的?には、前著の方が言葉一つ一つの粒が立ってたというか、磨き抜かれたキレの良さを強く感じた。けど、これは全く的はずれな注文であることは自覚してるつもり。本の出版などの社会との関わりの中で、著者の東田が、より、いわゆる「普通」になってきた、ということなのだろう。前著の『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、言葉によるアウトプットの困難さに七転八倒しながらもんどり打ってひねり出した文章だったのに対して、『続~』時代になると大勢の会衆の前で講演するなど、言葉による表現がよりスムーズになってきた分、彼の文章もより普通の作家の文章に近づいてきたということだろう。それは喜ばしいこと。ただ、『自閉症の僕が跳びはねる理由』は今後も永遠に輝いていくことだろう。岩崎恭子が14歳でつかんだ金メダルのようなものだ。

『続~』の楽しさは、前著と比較しながら読むことで、著者の東田の成長進化をはっきりと感じ取ることができる点にあると思う。彼と同時代に生きていることがラッキーなのであり、ネットで検索したらかなり他にも精力的に著書を出版したりしてるようなので、どんどん他の本も読んでみたいと思う。可能なら講演で生の姿を見てみたい。

面白かったです。